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エレクトロポップ向けの無料プラグイン:Dexed と TDR Kotelnikov
更新
結論から言うと、シンセの音色が主役のポップスを作るなら、「音色の引き出しが多いシンセ」と「音量を整えるコンプ」の2つから始めると組み立てやすくなります。この記事では、公式情報で確認できた Dexed と TDR Kotelnikov を紹介します。
ここで紹介するのは「このジャンルの音を作るときに向く道具」で、特定のアーティストがこれらを使っているという意味ではありません。
ジャンルを聴いてみたい人は、DTM DIGS のエレクトロポップ(https://dtmdigs.com/genres/electro-pop/)のページをどうぞ。
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エレクトロポップの音づくりに必要な機能
一般に、シンセサイザーの音色を中心にしたポップスでは、次のような要素がよく使われると言われます。
- メロディやコードを担当するシンセ音色(パッド、ベル、ベース、エレピ風の音など)
- 歌やメロディが埋もれないよう、音量の粒をそろえるコンプレッサー
シンセ:Dexed
Dexed は、ヤマハ DX7 をお手本にした FM シンセ(複数の波を掛け合わせて音を作る方式)のプラグインです。公式では、GPL v3 のフリーソフトウェアとされています。
- 特徴:公式の説明では、音を作る部分は元の DX7 の特性に近づけて作られていて、144 個のパラメーターを 1 つの画面から DAW で自動操作できる
- 音色の読み込み:DX7 / TX7 の音色データ(.syx ファイル)を読み込み・保存できると説明されている
- 対応OS・形式:公式ページでは Windows・Mac・Linux、形式は VST・AU・LV2 とされている(更新履歴には CLAP 形式についての記述もある)
- 入手:公式ページに Windows 用・macOS 用のダウンロードがあり、GitHub のリリース(v1.0.1)には Windows・macOS・Linux 版が並んでいる
- 注意:公式のドキュメントは最小限と書かれている。FM シンセは音色を一から作るのが難しいので、まずは付属の音色を切り替えて聴き比べるのがおすすめ
音量を整える:TDR Kotelnikov
Tokyo Dawn Labs のコンプレッサーです。公式では、音全体にかけるタイプのダイナミクス処理(wideband dynamics processor)とされ、サイドチェイン用のハイパスフィルター(低い音を除いて反応させる仕組み)も備えています。
- 無料:公式ページに無料版(1.6.7)のダウンロードが案内されている。拡張版は別
- 対応OS:Windows 7 以降、Mac OS X 10.9 以降(OpenGL が必要)
- 形式:VST2・VST3・AU・AAX が、OS やビット数によって提供される
- 詳しくは「無料EQ・コンプ TDR Nova と Kotelnikov」(/guide/free-eq-compressor-tdr-nova-kotelnikov)
もう1つのシンセも試したいとき
FM 方式とは違う作り方のシンセも使いたいときは、「無料シンセのおすすめ2選|Vital・Surge XT比較」(/guide/free-synth-vital-surge-xt)を参照してください。
どれから始める?
- きらびやかなベルやエレピ風の音を探したい:Dexed
- 歌やメロディの音量をそろえたい:TDR Kotelnikov
導入時の注意
- 公式サイトから入手する(非公式の配布サイトは使わない)
- 対応OSや形式は更新されることがある。ダウンロード前に公式で確認する
- 形式の違いは「VST3・AU・AAXの違い」(/guide/plugin-formats-vst3-au-aax)を参照
- 音が遅れる・途切れるときは「バッファサイズとは?」(/guide/buffer-size-latency)を参照
よくある質問
- Q. 2つとも無料ですか? A. Dexed は GPL v3 のフリーソフトウェアとされ、TDR Kotelnikov は無料版が案内されています。導入前に公式で最新の条件を確認してください。
- Q. Dexed で自分の音色は作れますか? A. 作れますが、FM 方式は慣れが必要です。まず既存の音色を聴き比べるところから始めるのがおすすめです。
- Q. ジャンルページはどこ? A. エレクトロポップは https://dtmdigs.com/genres/electro-pop/ です。
運営者のひとこと
本文の Dexed は私の Mac にも入っています。FM シンセは一から音を作るのが難しいので、私なら付属の音色を順番に鳴らして、気になった音色のつまみを少しずつ動かすところから始めます。
— ともえ(DTM PICKS 運営者)
参考