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チップチューン・8bit向けの無料プラグイン|Surge XT と Vital
更新
結論から言うと、チップチューン風の音は「パルス波などの単純な波形」「ノイズ」「あえて粗くする処理」を扱える無料シンセで作り始められます。この記事では、公式情報で確認できた無料のシンセ Surge XT と Vital を、そのような機能の面から紹介します。
ここで紹介するのは「このジャンルの音を作るときに向く道具」で、特定のアーティストがこれらを使っているという意味ではありません。
ジャンルを聴いてみたい人は、DTM DIGS のチップチューンのページ(https://dtmdigs.com/genres/chiptune/)をどうぞ。
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チップチューンの音に必要な機能
チップチューンは、昔のゲーム機などの音源チップから出る音を思わせる音楽です。一般に、次の要素が特徴と言われます。
- パルス波(四角い形の波)や三角波などの、単純な波形
- ノイズ(ドラムや効果音に使う)
- 音をわざと粗く、角張らせる処理
- 短い音を素早く並べる、ステップ状の動き
Surge XT:機能で見る
オープンソースの無料シンセです。公式ページから、チップチューンに関係しそうな機能を拾いました。
- 入手:GPL v3 のオープンソースで、公式サイトから配布
- オシレーター(音のもと):12 種類。Classic オシレーターはパルス/ノコギリ波を扱え、S&H Noise などのノイズ系や、帯域制限をしない Alias もある(公式は Alias を、ほかのオシレーターのような厳密な帯域制限がないものとして扱っている)
- Waveshaper:43 種類の波形ひずみ
- LFO:ステップシーケンサーの形も選べる
- エフェクト:27 種類。ディストーションやディレイ、リバーブなど
- 対応OS:Windows 7 以降、Mac(Intel は macOS 10.11 以降、Apple Silicon 対応)、Linux。形式は VST3・CLAP(Mac は AU も)
- 詳しくは「無料シンセ Vital・Surge XT の選び方」(/guide/free-synth-vital-surge-xt)
Vital:機能で見る
無料プラン「Basic」があるウェーブテーブルシンセです。
- 無料プラン:シンセの全機能が使えると公式に記載(プリセット75個・ウェーブテーブル25個)
- ウェーブテーブルエディタを内蔵していて、波形を一から作れると公式が説明(自分で単純な波形を並べて音色にする使い方ができる)
- 音の動きを画面で確認できる
- 対応OS:Windows 10 以降、macOS 10.15 以降、Ubuntu Linux 18.04 以降
どちらを選ぶ?
- パルス波やノイズなどの定番の音源から始めたい:Surge XT
- 自分で波形を描いて音色にしたい:Vital
- どちらも無料なので、まず短いメロディを鳴らして聞き比べる
専用プラグインについて
チップチューン専用のプラグインとして Magical 8bit Plug 2 などがよく知られていますが、今回は公式サイトに接続できず、無料かどうか・対応環境を確認できなかったため、この記事には載せていません。気になる場合は、公式サイトの最新の案内を確認してください。
導入時の注意
- 公式サイトから入手する(非公式の配布サイトは使わない)
- 対応OSや形式は更新されることがある。ダウンロード前に公式で確認する
- 形式の違いは「VST3・AU・AAXの違い」(/guide/plugin-formats-vst3-au-aax)を参照
よくある質問
- Q. 本物の8bitの音になりますか? A. 完全に同じにはなりません。ここで紹介した機能で「風の音」を作る方法の紹介です。
- Q. どちらも無料ですか? A. Surge XT は無料のオープンソース、Vital は無料プラン Basic があります(公式の記載)。
- Q. チップチューンのジャンルページはどこ? A. https://dtmdigs.com/genres/chiptune/ です。
運営者のひとこと
私の Mac には、本文で紹介を見送った Magical 8bit Plug 2 も入っています。ただ、今回は公式サイトで無料かどうか・対応環境を確かめられなかったので、本文には載せていません。入れる場合は、配布元の最新の案内を自分で確かめてからにしてください。
— ともえ(DTM PICKS 運営者)
参考