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ビート・ダウンテンポ・ローファイ向けのプラグイン3選
更新
結論から言うと、ビートやローファイの音づくりでは「サンプラー(音を並べるもの)」「テープのような質感を足すもの」「音量を整えるコンプ」の3つがあると作りやすくなります。この記事では、公式情報で確認できた CHOW Tape Model、TDR Kotelnikov、Sitala を紹介します。
ここで紹介するのは「このジャンルの音を作るときに向く道具」で、特定のアーティストがこれらを使っているという意味ではありません。
ジャンルを聴いてみたい人は、DTM DIGS のビート(https://dtmdigs.com/genres/beats/)とダウンテンポ(https://dtmdigs.com/genres/downtempo/)のページをどうぞ。
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ビート・ローファイの音づくりに必要な機能
一般に、ビート系やローファイと呼ばれる音楽では、次のような要素がよく使われると言われます。
- ドラムのサンプルを並べて叩く(サンプラー)
- テープのような、少し丸くにじんだ質感(サチュレーションやゆらぎ)
- 音量の粒をそろえるコンプレッサー
質感:CHOW Tape Model
Chowdhury DSP のプラグインで、オープンソース(GPL v3)です。公式の説明では、リール式のアナログテープレコーダーを物理モデリング(仕組みを計算で再現する方法)で再現したものです。
- 特徴:もともと Sony TC-260 をもとにし、さまざまなテープマシンを再現できるよう拡張されたと説明
- 対応形式(GitHub の説明):VST・VST3・AU・AAX・CLAP・LV2・単体アプリ
- 対応OS:公式ページに Windows・Mac・Linux・iOS のダウンロードが並ぶ(ChowDSP 全体の条件は Windows 7 以降、macOS 10.12 以降)
- 料金:公式ページにはダウンロードがあり購入の案内は見当たらなかったが、「無料」と明記した文は確認できなかったため、導入前に公式で確認してください
- FL Studio で音のプチプチが出るときは「used fixed size buffers」を有効にするとよいと、公式の README に注意書きがある
音量を整える:TDR Kotelnikov
Tokyo Dawn Labs のコンプレッサーです。公式では、音全体にかけるタイプのダイナミクス処理(wideband dynamics processor)とされています。
- 無料:公式ページに無料版(1.6.7)のダウンロードが案内されている。拡張版は別
- 対応OS:Windows 7 以降、Mac OS X 10.9 以降(OpenGL が必要)
- 形式:VST2・VST3・AU・AAX が、OS やビット数によって提供される
- 詳しくは「無料EQ・コンプ TDR Nova と Kotelnikov」(/guide/free-eq-compressor-tdr-nova-kotelnikov)
サンプラー:Sitala
Decomposer のドラム用サンプラーで、公式では「6つのつまみ、16のパッド、ドラッグ&ドロップ」で操作できるシンプルさが特徴とされています。
- 機能:16 個のパッドに自分の音やキットを割り当てられる。Shape・Compression・Tuning・Tone・Volume/Pan のつまみがある
- 料金に注意:公式ページでは、最新版(2.1.2)はライセンスが必要と書かれている。一方で、旧版(1.0 系)は今も無料で入手できると記載
- 旧版(1.0.9)の対応:Mac は Standalone・VST・AU・AAX、Windows 64 ビットは Standalone・VST・AAX
- 最新版を使うかどうかは、公式で価格と条件を確認してから決めてください
どれから始める?
- ビートを叩いて作りたい:Sitala(旧版は無料、最新版は有料ライセンス)
- 音に温かみやにじみを足したい:CHOW Tape Model
- 音量の粒をそろえたい:TDR Kotelnikov
導入時の注意
- 公式サイトから入手する(非公式の配布サイトは使わない)
- 対応OSや形式は更新されることがある。ダウンロード前に公式で確認する
- かけすぎると音がこもる。まず少なめから足して聴き比べる
- 形式の違いは「VST3・AU・AAXの違い」(/guide/plugin-formats-vst3-au-aax)を参照
よくある質問
- Q. 3つとも無料ですか? A. TDR Kotelnikov は無料版が案内され、Sitala は旧版が無料・最新版は有料ライセンスです。CHOW Tape Model は料金の明記を確認できていないため、公式でご確認ください。
- Q. ローファイらしい音になりますか? A. これらは質感を足す道具で、音づくりの全体は選ぶサンプルやアレンジでも変わります。
- Q. ジャンルページはどこ? A. ビートは https://dtmdigs.com/genres/beats/ 、ダウンテンポは https://dtmdigs.com/genres/downtempo/ です。
運営者のひとこと
CHOW Tape Model は私の Mac にも入っています。ローファイの「テープっぽさ」は音の方向を大きく決めるので、私ならサンプラーやコンプより先に、テープ系のエフェクトから試します。
— ともえ(DTM PICKS 運営者)
参考