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セールでプラグインやソフト音源を買い足していくと、曲のトラックが増えて、再生中に音が途切れたり、「システムが過負荷です」という警告が出たりすることがあります。そんなとき最初に見直したいのが「バッファサイズ」の設定です。
この記事では、バッファサイズが何を意味するのか、大きくするとどうなるのか、録音とミックスでの使い分け、フリーズ(一時的に音声にして負荷を軽くする機能)の考え方を、初心者向けにまとめます。
パソコンは音を処理するとき、少しずつまとめて処理しています。そのひとまとまりを入れておく場所が「バッファ」で、その大きさがバッファサイズです(「128 samples」「256 samples」のように表示されます)。
バッファが小さいと、音を出すまでの待ち時間(レイテンシー)は短くなりますが、パソコンは短い時間で処理をやり終えなければならず、負担が大きくなります。バッファが大きいと、処理に余裕ができて途切れにくくなりますが、待ち時間は長くなります。
Logic Pro では「Logic Pro > 設定 > オーディオ > デバイス」の中にある「I/Oバッファサイズ」で変えます(英語表示では Logic Pro > Settings > Audio > Devices の I/O Buffer Size)。
Ableton Live では、環境設定(Preferences)のオーディオ(Audio)の画面にバッファサイズの項目があります。Windows ではオーディオインターフェイスによって、そのメーカー専用の設定画面でしか変えられないことがあります。
使っている DAW が違う場合も、オーディオの設定画面に同じ名前の項目があることがほとんどです。
録音中は、自分の演奏が遅れて聞こえると弾きにくいので、バッファを小さめにします。逆に録り終えてミックスをする段階では、遅れは気にならないので、バッファを大きくしてCPUに余裕を持たせます。Apple も Logic Pro で、録音中は小さく、ミックス中は大きくする使い分けを案内しています。
また Apple は、ソフトウェア音源を使わずオーディオだけを録る場合、「ソフトウェアモニタリング」をオフにして 256 samples にしておけば、録音とミックスの両方でそのまま使える、としています。
プラグインをたくさん挿したトラックは、「フリーズ」という機能で一時的に音声データにすると、プラグインの処理が止まってCPUに余裕ができます。Apple も、プラグインの多いトラックをフリーズするとCPU負荷を減らせると案内しています。
ただし、ソフトウェア音源のトラックのフリーズは、ディスク(保存先)の読み書きが増える場合があります。Apple は、過負荷の警告がディスクの負荷メーターのピークと重なるときは、ソフトウェア音源のトラックをフリーズしないよう案内しています。
フリーズの機能名や操作は DAW によって違うので、使っている DAW のマニュアルで確認してください。
重そうなプラグインを買う前に、体験版や今の曲の負荷でどのくらいCPUを使うかを確かめておくと安心です。セールの時期の目安は「ブラックフライデー2026の狙い目」、プラグインが DAW に出てこないときは「VST3・AU・AAXの違い」の記事を参考にしてください。
設定の画面や用語はソフトのバージョンで変わることがあります。この記事の内容は、購入や設定の前に各ソフトの公式ヘルプでも確認してください。