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無料シンセのおすすめ2選|Vital と Surge XT を比較
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結論から言うと、「音の形を目で見ながら作りたい」なら Vital、「最初から入っている音色の数と、対応する形式の広さを重視したい」なら Surge XT が向いています。どちらも公式サイトから無料で入手でき、有料版と同じ本格的なシンセです。
理由は、Vital は無料プラン(Basic)でも「シンセ本体の機能をすべて使える」と公式に書かれていること、Surge XT は 2800 以上の音色(プリセット)と 700 以上の波形(ウェーブテーブル)が最初から入っていると公式に書かれていることです。この記事では、2つを比べるポイント、インストールのしかた、よくある質問をまとめます。
ほかの無料プラグインとの選び方は「DTM初心者向け 無料プラグインの選び方」(/guide/free-plugins-for-beginners)、シンセ全般は「シンセ」のカテゴリページ(/category/synth)も参考にしてください。
Vital と Surge XT を比べるとどう違う?
公式サイトで確認できた内容を並べます(記事執筆時点。変更されることがあるので、ダウンロード前に公式で確認してください)。
- Vital|入手:公式サイトの無料プラン「Basic」。シンセの全機能が使えると記載。無料プランの内容は、プリセット75個・ウェーブテーブル25個
- Vital|対応OS:Windows 10 以降、macOS 10.15 以降(Intel / Apple Silicon)、Ubuntu Linux 18.04 以降。64ビット専用で、OpenGL 3 以上が必要
- Vital|特徴:ウェーブテーブル(波形の形を切り替えて音色を作る方式)のエディタを内蔵。自分の音声からウェーブテーブルを作る機能もある
- Surge XT|入手:オープンソース(ソースコードが公開されている)で、GitHub 上で開発されているシンセ。ライセンスは GPL v3。開発は Surge Synth Team(有志のコミュニティ)
- Surge XT|対応OS:Windows 7 以降、macOS(Intel は 10.11 以降 / Apple Silicon 対応)、Linux
- Surge XT|対応形式:Windows・Mac・Linux で VST3 と CLAP、Mac では AU、Linux では LV2
- Surge XT|特徴:1つの「シーン」にオシレーター(音のもとを作る部分)が3つ、12種類の発音方式。フィルターは2系統、エフェクトは27種類、LFO(音を周期的に揺らす部品)は12個
初心者はどっちから始める?
迷ったら、まず1つだけ入れて、付属のプリセットを鳴らして音色の違いを聞いてみるのがおすすめです。無料なので、両方入れて見比べるのも手ですが、最初のうちは1つを使いこなすほうが上達しやすくなります。
- 画面を見ながら波形や動きを調整したい人:Vital から
- 音色の引き出しを多く持ちたい人、いろいろな合成方式(FM など)に触れたい人:Surge XT から
- MacのLogic Proで使いたい人:AU 形式が必要。Surge XT は Mac 向けに AU があると公式に記載されている。Vital の対応形式は、確認できた公式ページには記載がなかったので、導入前に公式で確認する
無料シンセのインストールのしかた
手順の大きな流れは、どのシンセも共通です。細かい操作は各公式サイトの案内に従ってください。
- 1. 公式サイトからダウンロードする(非公式の配布サイトは使わない)。Vital は公式サイトの Basic(無料)のページ、Surge XT は公式サイトのダウンロードページから
- 2. 自分のOS(Windows / Mac)に合ったインストーラーを選んで実行する
- 3. DAW(作曲ソフト)を起動し、プラグインの再スキャン(読み込み直し)をする
- 4. 新しいトラックに音源として読み込み、プリセットを鳴らして確認する
- プラグインの形式(VST3・AU・AAX)の違いは「VST3・AU・AAXの違い」(/guide/plugin-formats-vst3-au-aax)、DAWに出てこないときの確認は「ライセンス認証とアクティベーション」(/guide/plugin-license-activation)を参照してください。
無料シンセを使うときの注意点
- どちらも対応OSやバージョンが更新されることがある。ダウンロード前に公式サイトの最新の案内を確認する
- Vital の「テキストからウェーブテーブルを作る」機能は、公式によると、有料プラン以外では1日5回までの制限がある
- 音が途切れる・遅れるときは「バッファサイズとは?」(/guide/buffer-size-latency)の設定を見直す
よくある質問
- Q. Vital は本当に無料で使えますか? A. 公式サイトに、無料プラン「Basic」があり、シンセの全機能が使えると記載されています。無料プランに含まれるプリセットは75個、ウェーブテーブルは25個です。
- Q. Surge XT は無料ですか?商用で使えますか? A. 公式の情報では、無料のオープンソースのシンセです。ライセンスは GPL v3 です。作った曲の扱いなど、細かい条件は公式のライセンス文書で確認してください。
- Q. Mac でも使えますか? A. 両方とも macOS に対応しています(Vital は macOS 10.15 以降、Surge XT は Intel Mac で macOS 10.11 以降と Apple Silicon)。
- Q. Windows 7 でも使えますか? A. Surge XT は Windows 7 以降と記載されています。Vital は Windows 10 以降です。
運営者のひとこと
私の Mac には Vital と、有料の Serum 2・Sylenth1 が入っています。どれも「波形を選んで、フィルターと揺れで音を作る」という考え方は共通なので、無料の Vital で操作に慣れておくと、あとで有料シンセを選ぶときにも迷いにくいと考えています。
— ともえ(DTM PICKS 運営者)
参考