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VST3・AU・AAXの違い|自分のDAWで使える形式と、プラグインが出てこないときの確認
2026/11/02 更新
DTMプラグインの製品ページを見ると、「VST3 / AU / AAX」のようなアルファベットが並んでいます。これはプラグインの「形式(フォーマット)」で、DAW(作曲ソフト)ごとに読み込める形式が決まっています。形式が合っていないと、せっかく買ったプラグインがDAWの一覧に出てきません。
この記事では、主なDAWが使う形式、形式ごとのちがい、パソコンの中の置き場所、インストールしたのに表示されないときの確認手順をまとめます。DAWやプラグインのバージョンによって細かい手順は変わるので、実際の操作は各メーカーの案内もあわせて確認してください。
まず結論:DAWごとに使う形式
自分のDAWがどの形式を読み込めるかを先に知っておくと、買うときに迷いません。
Logic Pro(Mac):Audio Units(AU)形式。他社製のプラグインはAU形式とAudio Unit Extension形式に対応 GarageBand(Mac):AU形式 Ableton Live:VST2・VST3(Mac・Windows)、AU(Macのみ)。AAXには対応していない Pro Tools:AAX形式。VSTやAUのプラグインは使えないので、Pro Tools用のAAX版が必要 そのほかのDAW:対応している形式は、各DAWの公式マニュアルで確認する
VST3・AU・AAXのちがい
Ableton Liveのように複数の形式に対応したDAWでは、どれを使うかは基本的に好みで構いません(Abletonの案内より)。ただし、MacとWindowsでプロジェクトをやり取りするならVSTを使う、同じプロジェクトの中で同じプラグインのAU版とVST版を混ぜない、といった注意点があります。
VST(VST2・VST3):Steinberg社が作った形式で、WindowsでもMacでも使われている。VST3は新しいほうの規格で、置き場所が規格で決まっている AU(Audio Units):Appleの形式で、Macだけで使える。Logic ProやGarageBandはこの形式を使う AAX:Avid社の形式で、Pro Toolsで使う 1つの製品が複数の形式をまとめて提供していることが多く、インストーラーで入れる形式を選べる場合もある
買う前に製品ページで見るところ
対応形式:自分のDAWが読み込める形式(VST3・AU・AAXなど)が書かれているか 対応OS:WindowsかMacか、OSのバージョン Apple silicon(M1以降のチップ)への対応:Apple siliconのMacでは、Intel向けに作られたAUプラグインはRosettaを入れたときだけLogic Proに認識される。Ableton Live 11.1以降は、Apple silicon向けに作られたVST2・VST3だけを認識する 64ビット対応:32ビットのプラグインはLogic Proでは使えない。Ableton Liveも32ビットのVST2には対応していない 体験版:あれば、買う前に自分のDAWで読み込めるか試す
プラグインの置き場所
ほとんどのプラグインは、インストーラーが決まった場所に自動で入れてくれます。DAWに出てこないときは、まずファイルがここにあるかを確かめます。
Macでは、ユーザーごとの「ライブラリ」フォルダ(ふだんは隠れているフォルダ)に入るプラグインもあります。Windowsでは、VST2とVST3を同じフォルダに入れない、DAW本体のフォルダにプラグインを入れない、という点に気をつけます。
Mac・AU:/Library/Audio/Plug-Ins/Components(拡張子 .component) Mac・VST2:/Library/Audio/Plug-Ins/VST(拡張子 .vst) Mac・VST3:/Library/Audio/Plug-Ins/VST3(拡張子 .vst3) Windows・VST3:C:\Program Files\Common Files\VST3 Windows・VST2:インストール時に場所を選ぶものが多い(例:C:\Program Files\Common Files\VST2) AAX(Pro Tools):Macは /Library/Application Support/Avid/Audio/Plug-Ins、Windowsは C:\Program Files\Common Files\Avid\Audio\Plug-Ins
入れたのにDAWに出てこないとき
まずは共通の確認から始めます。それでもだめなら、DAWごとの手順を試します。
パソコンを再起動して、DAWを開き直す 自分のDAWが読み込める形式を入れたか(Logic ProにVST3だけを入れても表示されない) 上の置き場所にファイルがあるか プラグインとOSのバージョンが対応しているか、プラグインの新しいバージョンが出ていないか
Logic Proで出てこないとき
Appleの案内では、次の順に確認するよう説明されています。
「Logic Pro」>「設定」>「プラグインマネージャ」を開き、プラグインが一覧にあるか確かめる 「互換性」の欄が「検証に失敗しました」なら、そのプラグインを選んで「選択項目をリセットして再スキャン」を押す 「認証されていません」と出るときは、メーカーの手順どおりにライセンス認証をしてから再スキャンする 一覧に出てこないときは「すべてのAudio Unitをリセット」を押し、Logic Proを開き直す
Ableton LiveとPro Toolsで出てこないとき
Ableton Live:設定の「Plug-Ins」で、使う形式(Audio Units・VST2・VST3)のプラグインソースをオンにする Ableton Live:VST2を自分で選んだ場所に入れた場合は、その場所をカスタムフォルダとして指定する Pro Tools:AAX版が入っているか、上のAAXの置き場所にあるかを確認する どうしても出てこないときは、DAWとOSのバージョンを添えてプラグインのメーカーに問い合わせる
DTM PICKSでセールを探す
DTM PICKSでは、海外のDTM情報サイトから集めたセール情報をカテゴリ別に見られます。セール中の製品を見つけたら、買う前に製品ページで対応形式とOSを確認してください。価格と終了日も、購入前に必ず各ストアで確認してください。
運営者のひとこと
私は Logic Pro と FL Studio の両方を Mac に入れています。プラグインが片方の DAW にだけ出てこないときは、もう片方で開けるかを試すと、プラグイン自体の問題か、DAW 側の設定の問題かを切り分けやすくなります。
— ともえ(DTM PICKS 運営者)
参考